山火事と地球温暖化
岩手県の大槌町で、大規模な森林火災が続いている。この地域は、東日本大震災で被災した地域である。そのため、海岸から、山側に移住した人が多い。そういう人々の家が、火災の危機に瀕しているのである。避難している人々が、避難になれているのも悲しい。 こういう災害の場合、実際に被害にあっている人から、SNSに書込がなされることは極めてまれである。被災者にはそんなヒマはないのである。これは、多くの災害でも起きた現象である。Xを開いても、大槌町の現状を知ることはできないのである。 この地域は地震と山火事であるが、最近、同一の地域が複数の災害に襲われるケースが目立つ。能登が地震と大雨、熊本が地震と大雨である。こうしたケースは今後も発生する可能性がある。地震は、地球温暖化には関係なかろうと思うが、大雨と山火事は地球温暖化の産物であろうと思われる。地球温暖化を否定する非科学的な人々がいるが、昨今の世界中のあちこち起きている現象を見れば、もはや否定の余地などないのではないか。 二重、三重の災害に襲われた方々の苦労はいかばかりのものかと思う。わたしは、それなりに長生きしたが、その間に一度も戦争と大災害に襲われた経験がない。このような人生は人類の歴史の中でもまれなものである。災害と戦闘を経験するのが、むしろ通例のことなのである。 報道される大槌町の状況を目にすると、心が痛む。ただし、視野を広げると、それどころではない状況に置かれている人々も存在する。パレスチナの住民は、激しい長年、激しい攻撃にさらされ、非人道的な状況で生きざるをえない。平和を維持することが、いかに重要なことなのか、思い知らされる。 それにしても、自分はひどく幸運な人間だということになる。この幸運が何に起因するのか、わかるはずもない。せめて、日々を謙虚に暮らすことしたい。 2026/04/26